
(株)ジーアンドエス 代表取締役社長 萩原 扶未子氏
女性起業家の創出に力を入れています。
皆様が思っている経営者というかたちと違って、自宅で家事、育児、介護等と両立出来る女性のプチ起業、女性ならではの視点で、家賃もかからず、設備投資もかからずに出来る起業のやり方があれば、地方でも女性の社会参画や自立ができるのではないかと考えています。
昨年、谷本石川県知事より「女性のチャレンジ賞」を受賞させて頂きました。石川県の女性創業者の比率は28.4%と全国9地域の中で最も高い水準になりました。
”男らしさ””女らしさ”から「人」「組織」を最大限に活かす、それが私の仕事です。をキャッチコピーにしています。
- 女性の管理職をいかに育成していくのか
- 女性の社員をどうやって活性化していくか
- 女性のマーケティングサービスの提供をどういうふうにしていくか
- 女性の管理職の人達が、男性、女性の部下に向けてどのように指導したらうまくいくのか
男性にとって家庭が葛藤の場であり、女性にとって職場が葛藤の場であるという言葉がありますが、会社の中では、女性社員に対して、サービスや指示を出してうまく指導しているが、家庭では奥さん、娘さんにうまく通じない事がたくさんあるかと思います。
女性が細かい事を聞くという事は、細かい事を話してコミュニケーションをとっていると思ってください。男性は人に何かを聞くという事は敗北宣言をだして、相手に教えをこうという事になります。対して女性は人に何かを聞くという事は、コミュニケーションをとっているという事になります。ですから、女性と会話する時はおうむ返しをすればうまくコミュニケーションがとれます。
女性はしゃべりながら、頭を整理整頓していく脳の構造になっていますが、男性は右脳と左脳の間の幹が女性より細いのでしゃべりながら考える事が苦手ですから、同時通訳の人はほとんど女性です。
男性は起承転結でしゃべれるのか、頭の中でしゃべらずに考えて結論が出てから今度はしゃべるという行動に出ます。
なぜ今、女性に対して目を向けていかなくてはいけないのか。実は購買の決定権の8割は女性がにぎっています。会社においても、女性の感性が必要になってきています。かといって「女性昇進バブル」にならないようにジェンダー特性を活かした女性管理職の育成をしなければいけないと思います。