うちのお宝 「石川近代文学全集」(全20巻) 能登 隆市君(能登印刷代表取締役)

うちのお宝 「石川近代文学全集」(全20巻) 能登 隆市君(能登印刷代表取締役)

我が社の出版テーマは「次代に心の遺産を」。
石川にゆかりのある作家を網羅した全集を出すことにした。
著作権問題などいろいろあり、企画を石川近代文学館に持ち込んだ。
当時の理事長は「そんな壮大な計画が実現できるとは思えない」とにべもない返事。
県知事の中西さん(当時)に「うちが全部リスクを負うので」と頼み込み、ようやくスタートできた。
昭和62年に出した第1巻の泉鏡花は売れたが、後は大幅な赤字だった。
5年ぐらいで完了する予定が10年かかった。
しかし、地方の出版社がこうした全集を出したのは最初で最後。
今でも石川の文学を調べている人が参考にしている。